子どもに本物を与える意味

ADHDの特性には“過集中”がある。

息子にもあって、ひとつの事にハマると、それをご飯も食べず、ずっとやり続ける。

3歳頃はカーズのミニカー
お風呂もトイレも一緒。

未だに錆びた
マックイーンのミニカーが
おもちゃ箱の中に入っている

映画の順番にミニカーを並べる
そして映画のように
1台ずつミニカーを走らせ
追い掛ける

ずっと

「ぶーん」

と言ってミニカー同士の追いかけっこ。そんなのの繰り返し

何が楽しいのかな?と思ったけど
息子には楽しかったよう。

その次は‥仮面ライダー
その次は‥トランスフォーマー
途中、恐竜
その次は‥アイアンマン
その次は‥ジェラシックパーク、ワールド
その次は‥ゴジラ

とまぁ、あげればキリがなく
ヒーローどれだけ好きなの?
という感じ

最初はおもちゃだったんだけど
息子はこれ!ってハマると
ハマり続けるから

私は息子に
「本物を見せよう」
と思うようなった

子供だましの玩具ではなく、大人も遊べるような本物

本物の良さは
本物に触れないとわからないから

本物の良さを知って欲しいと思った。

秋葉原の中古フィギュア街に買い物に行ったし

恐竜に至っては‥
福井まで
車中泊の弾丸ツアーしました

その甲斐あってか
息子は今、フィギュアを見る時に
塗装の話が一番に出ます。

「ママ、見てこの足の塗装が‥」
とクリスマスに届いた
フィギュアを見せながら
私に説明したのが小学5年生の時

今は、自分でアレンジして
塗装もするようになった

前に鎌倉に行った時に、

ゴジラのフィギュアを持っていったら

お昼ご飯を食べたお蕎麦屋さんのご主人に
「お兄ちゃん。それ自分で塗装したの?」
と声を掛けられて、めっちゃ褒められてた。

「そんな高いものを
子どもに買うなんて」
という人もいるとは思う。

確かにね‥お高い。

でも本物を知ることで
広がる世界はあるんじゃなかろうか
とも思う。

世界に染まりやすいから
偽物の世界ではなく
本物の世界を知ることは大切だと思う

本物を知らなかったら、偽物はわからないから。

息子には本物の世界で生きて欲しい

ただな、限定フィギュアが
塗装されると
「息子が飽きた時売れないな」
と思う私がいて

急いでその言葉を
頭の中でかき消している(笑)