中学最後の展覧会。
3月の最初の土曜日。
午前中の学校公開は行けなかったけど、午後の展覧会だけは行ってきたのだが、
その時に息子の部活の美術部の発表で夏の黒板アートの動画が流れていました。
黒板アートは卒業制作で作成したもので、子供たちの後ろ姿と黒板アートが描き始めから完成、消すまでが一本の動画になっていました。
後で聞いたら、その動画を作ったのも同学年の子らしい。
夏の間、10日ぐらい部活に行ってたかな~
夏休みに卒業制作をすることは聞いていて、一年前は切り絵で思いの外、時間がかかっていた記憶があったかな。その前の年は黒板アートだった気がする。
息子に
「卒業制作は何するの?」
と聞いたら
「黒板アート」
と言っていて、夏の間に描いて3月の展覧会まで保存するわけじゃないから、見れないやと思っていたら、
まさかの動画で残っているなんて!!
途中会ったママ友に
「動画、凄かったね!」
と言われたほどでした。
動画内では息子はどちらかと言うと、黒板にはあまり描いてはなかったけど
椅子に座り談笑している姿とか、お喋りしながら絵を描いたり、黒板を消す姿とかが映っていました。
その動画がかなり衝撃的で、友達関係のこととか、本当にいろいろあったけど、
息子の中学校生活は楽しかったんだと、後ろ姿が語ってました。
私、動画を見ながら泣いてしまったほど。
息子にとって中学校生活は辛いことの方が多く、泣くことも多かったし、
思い通りにいかないのことの方が多かったと思ってたから、本当に嬉しかった。
仲間に恵まれて、楽しかったんだと‥
部長さんがね、面倒見のいい子で、息子は時として下僕のように使われてたけど、積極的に人と接することができない息子には丁度いい距離感だったと思う。
美術部に入ってよかったね。
中学校生活、私も初めて経験することも多くて、息子をサポートできていたのか?と思ってたけど、
あー、ちゃんと息子には届いていたんだと、その動画を見て、息子の背中をみて感じることができて、ジーンときてしまった。
言葉足らずの息子だから感謝の言葉より、文句の方が多くて、それに対峙しながら、どこまでやればいいのかと悩むことは多かったかな。
こうやってたまにくるプレゼントがね、本当に心に響いて、嬉しくて、次への力になっていくんだよね。
息子よ、親にならせてくれて
ありがとう。