高校受験は親子の受験?!

中2までのお話はこちら

中3になり受験生となったものの、自覚のない息子。

日々の勉強もテスト前の勉強も危機感がなく親子喧嘩勃発。

こんなんでいいの?と思ったけど、こんなんじゃダメでしょう。

中3の1学期は更に厳しい成績表が待ってました。

社会が2に加え、国語と美術が2になってしまった。(おい!美術部だろう、と言いたくなったけど)

まじかー!!!

夏前ぐらいから塾から、“親子で参加してください”という高校受験の講座みたいのがあり(親子で参加が必須)

私自身、高校受験は友達と学校見学に行き、都立の志望校を決めてそれに向かって勉強した、という記憶しかなく、

親はほぼ皆無だったので、”親も参加するの?”と思ったけど、

今思えば、親も巻き込まないと、やる気スイッチが見えない息子のタイプは特に、子どもも受験の雰囲気にならない、ということなんだと思う。

親も今の受験について知らないといけない、というのもあるかな。

中3になると学校でも進路指導の話はあるけれど、一般的な話がメインで(単願推薦や併願推薦とは何か?とか)、具体的な話しも三者面談しても出てこない。

自分で調べて‥というスタンス。何百とある高校から合う学校を探すなんて無理に近い。

「学校は役に立たない」と先輩ママ達から聞いてたけど本当。塾に通ってて良かったと何度思ったことか‥

塾もある程度大手だった+幅広い子ども達が通っていて、かなりの情報を持っていたので、それも助かりました。

私が受験生だった〇十年前とはシステムがちょっと違って、今は都立高校にも学区がないので、色んな高校が選べるという利点はあるけど、数が多すぎてどこを選んでいいのかがわからないことが課題。

何を基準で選ぶのか?が重要になってきます。

息子は

・電車に長い時間は乗らないところ(電車に乗れないので)

・自転車で通えるところ

・大学を見越して単位制(ちなみに単位制は留年がない)

という軸をメインに受験校を絞りました。

息子の受験した都立高校は中2の夏休みの宿題の高校見学に行ったところで、その印象が良くて、息子はずっと志望校はその高校にしていました。

それ以外にも1校だけ近くの都立高校の説明会に行ったけど、そこは好かなかったようでした。雰囲気ってあるんだなー。

夏休みはお盆以外は夏期講習。16時から22時まで。

お盆特訓はあったけど、場所が本校の上野まで行かないといけないので、1人では電車に乗れないので親も一緒に行くので、送り迎えがちょっと大変。そんなに仕事は休めないので、今回はなし。

夏期講習の合間に模試が何度か入り、文句を言いながらも夏期講習はやり切った。

模試は塾から夏に見学に行くようにと言われた私立の高校の会場にしました。行き慣れてると受験することになった時に緊張しないかな、と思ったので。

夏、やり切ったなー、と思ったら、9月ぐらいから息子の様子がおかしい。修学旅行に合唱コンクールなどイベントが多かったけど、言葉では表現が上手くできないけど、なんか変。

学校生活は何事もなく送れているんだけど、ふわふわ浮いていて地に足が着いていない。

そして10月中旬すぎて、緊張の糸が切れたように

「自習に行きたくない」

「今日は休みたい」

という言葉が連発されるようになり、塾を遅れていく日が増えました。

毎日毎日、私が怒って息子から逆ギレされ、私もウンザリって感じで‥

そんな時受けた模試が今までS判定だった合格判定がB判定に。

なんで落ちた?!と思ったら、そこで発覚したのが、私のお財布からお金を抜き取って買い物をしていた事件。

隠すようにグッズを持っていて夫が問い詰めたら白状した。

思うに、自分の中のイライラをそういった行為で紛らわしていたものの、いつ見つかるか?と不安になり、地に足がついていない状態だったのではないかな。

夫に散々怒られて、しょぼんとしたのかな?と思いきや、私には逆ギレしてきて、本当にどうしようかと思ったけど、

“これで息子は受験に向かえる”と思ったのは事実。これが受験間近だったら、多分、都立の志望校は落ちていたかもしれない。

実はこの時、塾からもお叱りを受けていたようで、塾に誓約書を書いていたみたい。

「週6日、塾に来なかったら、いかなる罰も受けます」と書いた誓約書にサインをして、その誓約書は受験の終わる3月まで塾に貼られていたらしい。(罰ってどんな罰なんだろう、笑)

そこからは受験に真剣に向き合うようになったけど、どうしても下がってしまった一学期の成績では併願優遇が貰える学校がなく、二学期の三者面談で評定平均が出たんだけど、多分国語か社会で2が存在し、予定していた併願優遇の高校が難しくなってしまった。

ということは、私立を何個か受けて、それで都立高校に望むということになるので、もし私立が全滅したら、都立高校までのモチベーションが維持できない。

模試ではS判定、合格ラインだけど、それは模試であって本試験ではない。

受けた高校が全滅して、都立高校の2次募集になったら、そこまでのモチベーションは更に難しい。

困った!!!!

案の定、学校は相談には乗ってくれず、私が余りの‪ショックで塾にも連絡ができず、やっと連絡した土曜日に、1校だけ併願優遇がとれる高校を教えてもらい(その前に息子には話していたらしんだけど忘れてしまっていた)、

日曜日に最後の学校説明会に滑り込みで申し込みをして、最終的に併願優遇を貰うことができました。

本当に良かった。これで受験に集中できる。

冬期講習からの正月特訓、そして1月は通常授業に加え自習、日曜日特訓。

正月特訓と日曜日特訓は本校の上野まで夫が送り迎えをして、息子自身もよく頑張ったと思う。

多分、息子は一番生きてきて勉強したのではないかな?

都立の倍率は2月の出願の締め切り後に出るんだけど、今まで息子の志望校は定員割れを何年もしていたんだけど、息子の受験した年は、1.12と倍率が上がり、息子が

「落ちたらどうしよう」

とビビり、“勉強しなきゃ”と思ったようです。

この間、中学校では受験のストレス?緊張が切れた?のか問題行動を起こした生徒の推薦取り消しが何人かあり、

「何でそんなことをするんだろう」

と息子は言ってたけど、学校では問題を起こさなかったけど、家では問題をおこしたでしょ、と思った私がいました。

受験当日は夫が会場に送り、私が帰ってくる時にはネットで見て自己採点をしていました。

自己採点は230~280(模試の当日予想点とほぼ同じ)

内申から考えると受かっているとは思うけど、当日までドキドキでした。

合格発表はネットで8時から。私は仕事だったので、息子と夫で確認して、合格したとLINEを貰いました。

やったら成果として戻ってくることを、多分、受験を通して学んだんじゃないかな、と私は思います。

ここまで頑張るとも思ってなかったし、

何より頑張ることを息子はしてこなかった?わからなかった?

部活も週2の美術部で行ったり行かなかったりだったし、スポーツと言ってもスイミングは自分のペースで泳いでいたし、クラブチームの野球はお遊びに近かったし

息子なりには“頑張っている”とは言っていたけど、周りからは認められる頑張りではなくて、

それが自他ともに頑張ったと言えるのが受験なんじゃなかろうか。

通常の勉強では授業態度とかも絡むので、点数と成績表は比例しないけど、入試は比例するからね。実感としてわかり易かったと思う。

ここで、普通ならば塾はしばらくお休みして~となるんだろうけど、きっと切れた凧みたいになるだろうと塾からは予測されたので、週1で高校生になっても塾に通っています。