「子供をわかりたい、理解したい」と思う親がしたらいいこと
”何でそんな風に思うんだろう”
”どうして私の言葉ばかり反発するのかしら”
”子供の発言が信じられない”
”言っている言葉が言い訳にしか聞こえない”
子供と自分との関係が、喧嘩やいざこざばかりだと更に嫌気がさしますね。
親と子、お互いに嫌気がさしたときの「心」の状態
子供をわかるためには、子供の思いに寄り添うことが必要です。
思いはどうしたら分かるのか?
「子供の思いに、親が思いをはせる」のです。
「親の思いに子供が思いをはせる」のではありません。親が主語になんです。
親が嫌気がさしている時は、親の「心」は閉じていることがほとんどです。
子供に対して「もうやめてくれ」「いい加減にしてくれ」と思っています。
その時の子供の「心」はといえば、
・閉じている
または
・「心」が閉じている親に傷つけられている
のどちらかです。
比率的には、”「心」が閉じている親に傷つけられている”ことが多いです。
親は傷つけていることに気付いていますが、感情が暴走しているので、傷つけいることをみて見ぬ振りをしています。
子供は基本、親を無視することができません。親に力で応戦してきても、傷ついています。
”こんな対応をしてしまった”、”こんなことをしてしまった”と心で嘆いて、更に自分を傷つけていることが多いです。
親も子も余裕がない状態と言えます。
親と子どちらが早く余裕が生まれるかというと、親の方が経験値が高いことが多いので、早く脱することができます。
だから親が子供の気持ちに寄り添うことができるのです。
「子供を理解しよう」とすることとは?
子供を理解しようとするということは、子供の考えていること、感じていること、見えている世界を共有することです。
そして、我が子が何を思っているのか?を探っていくことです。
親の思いや感情を押し付けることとは違います。
「(あなたは)どう思うの?」
と子供にたずねることです。
同じ空を見ても、”美しい”と思う人もいれば”悲しい”と思う人がいます。
青が綺麗で美しいと思う人もいれば、昔の悲しい出来事があったときの空に似ているから悲しいと思う人もいるでしょう。
人の感じ方は人それぞれです。
それに正解も不正解もないのです。
「僕(私)はこう思う」
という子供の答えを”そうなんだ”と、受けとめていくことが大事なのです。
しかし子供の言ったことを、”そうなんだ”と受け止めることができるのは、親の「心」に余裕があるときです。
子供のことで問題が起きたり、イライラしている時は、親が子供に真っ向勝負していることがほとんどです。
しかし見方をかえることで、その問題やイライラを減らすことができるのです。
そしてイライラや問題が、親の中で「そうだったんだ・・・」と思えた時に「心」に余裕が生まれるのです。
残念なことに、目の前で子供のイライラや問題が繰り返されると、親は「心」の余裕よりも怒りが増大することが多いです。
ヒーリングを申し込まれる親御さんは「どうしていいのか分からない。」とメッセージを添えて申し込まれる方が多いです。
自分も子供も「心」の余裕がない状態になっています。
継続したヒーリングを通して、親御さんと子供の両方にアプローチをしていきます。
ヒーリング後の果のメールは、お子さんの「心」についての内容が多いです。
お子さんが考えていること、思っていることをお伝えすると、”そうだったんだ”とハッとすることも多いようです。
また、お子さんへの親御さんができるアドバイスをお伝えすることもあります。行動に移されていくと、お子さんとの関係性が更に改善していくケースが多いです。
「心」の余裕は、一生懸命作ろうとしても、目の前のことにとらわれてしまってできないことが多いです。
ただ視点を少し変えるだけで、見方が変わり余裕は生まれるものです。
その余裕を得ることで変わる世界があるならば、その世界を体験してみてはいかがでしょうか。