困った!子供の問題行動。行動の奥にある「心」の存在に気づいて!!
目次
「相手の話している内容が理解できない」
「子供の問題行動をどう理解していったらいいのかわからない?」
「なんで私が嫌なことばかり子供はするのだろう。」
そう思ったときに、考えてほしい存在があります。
それは「心」です。
大人にも「心」がありますね。それと同じように子供にも「心」が存在します。
しかし子供の「心」の存在は、大人が気をつけないと忘れてしまうことが多いです。
子供の「心」について今回はお話しします。
子供の行動の裏にある「心」の存在を理解する。
大人が問題だ!と思う行動を子供がすると、その行動に目がいってしまいます。
しかし、その行動は最終的に現れた結果。行動が出る前に壊れているものがあります。
それは子供の「心」です。
“どうしてそういうことがわかるんだ”と思われる方もいるでしょう。それは「心」があって、人は動くことができるからです。
「心」は見えません。だからこそ、丁寧に扱わないと壊れてしまうものなのです。
そして見えないからこそ、「心」は忘れ去られてしまう存在なのです。
しかし一人が生きてく中で一番重要なってくるが「心」なのです。
「心」は人が動くときの原点
心は人が動くときの原動力になります。
「○○がしたい」
「○○みたいになりたい」
と思う「心」がなければ、人は動くことができません。
「心」があるからこそ、相手を思う気持ちがうまれたり、「嬉しい」「悲しい」といった感情が生まれます。
逆に「心」が疲れてしまうと、やる気が起きなかったり、行動しても空回りしてしまうことがあります。
”病は気から”という言葉があるように、身体が病気であっても「心」が前向きではあれば、病気が進行がゆっくりになることもあります。逆に「心」が病気であったら、小さな病気が大きな病気になってしまうことがあります。
ということは、見えない「心」の存在が人の体を左右し、行動までも左右するということです。
だからこそ、大事に扱わないといけないのですが、見えないが故、また“大事に扱うこと”が分かりずらいこともあり、後回しにされることが多いのも「心」の特徴です。
子供の「心」は、今、複雑化している。
子供の「心」の話の途中に戻りましょう。
子供の「心」は、今、とても複雑になっています。
生まれた当初、子供の「心」は単純です。「嬉しい」「悲しい」「楽しい」「寂しい」などしかありません。
その感情がはじめとなり、「心」を作り上げていきます。作り上げていく過程で大事なのが親との感情の共有です。「嬉しい」時に「嬉しい」と一緒に笑って共感してくれる人がいることが大事になります。
さてその「心」が、今、なぜ複雑化するのか?
子供の「心」に親の感情が怒涛に様に流れ込むからです
”今日のママは怒っている”
”(ママは)何だか今日は、機嫌がいいな”
“今日は期限が悪い”とか、
子供は身近にいる親の感情を肌で感じています。子供の年齢が小さければ小さいほど、親が子供の「心」への影響は強いです。
親だって人間です。
感情に揺れることもあります。
正しい状態でいれないときもあっていい。
間違ってもいいとは私は思っています。
ただ、子供の「心」に影響が少なからずあることを、念頭に置いているのと、いないのでは違います。念頭において生活していくことで、親が自身の行動を振り返ることができます。
親の感情の影響を受ける子供の「心」の変化
親からの感情をうけた子供の「心」は、最初は自分の感情や「心」が存在していますが、親から流れてくる感情で子供の「心」は埋め尽くされます。
その量が多ければ多いほど、子供自身の「心」はなくなります。
最初は一生懸命に子供ももがきます。それが1歳過ぎから起こる自我の目覚めです。しかし、影響力の強さに疲れてくると抵抗することをやめてしまいます。
それが長年続くと、子供自身は「心」がわからなくなります。
親はわからなくなった「心」が子供の「心」であると思うようになります。親の「心」と一緒だと思うのです。
子供自身は、と言えば、そうなったときは何が何だか分からない状態になっています。自分が主語にはならず、親が主語になっています。
”ママが○○してほしい”と言っているから、といった風に。
そして思春期を迎えたとき、自分の中に芽生えてくる自我との歪みで子供の「心」が壊れて、問題行動となって出てくるのです。
私に聞こえてくる「心の声」は、子供達の「心」を聞いています。
「心」を聞くことで、お子さんが今、どんな状態になっているのかを知ることができます。親が「心」がどんな状態であるかを知ることは、子供の本質を見ること一緒なのです。問題の裏にある本質を知ることは、子供自身を知ることに繋がるからです。
子供の心の声を聞いてみませんか