子供がADHD、発達障害の診断をうけたことで起こった親の心の変化

息子のADHDの診断を受けて一番はじめに思ったのは、

「息子を病気にしてしまった。」

という思いでした。

 

できることなら、生死に関わらないなら、我が子を病気にはしたくない、というのは親として当然のことだと思います。

息子は”発達障害だろうな”と思って、育ててはいたけれど、ADHDと確定した瞬間に現実が襲ってきました。

・学校で友達とうまくやれるかな?

とか

・将来は大丈夫かな?

とか

・不登校になったらどうしょう 

とか

・いじめにあったらどうしょう

とか、現在、起こっていないことも含めて不安が一気に押し寄せてきたのです。

診断を受けるより前も思っていたはずなんですが、より現実味を帯び、思考はネガティブに傾きます。

 

変わったことは、診断をうけたという事実だけ。

たったそれだけなのに、不思議ですね。

私が息子を育てる上で気をつけていたこと 

息子の感覚の過敏さやパニックなど、ある程度の息子の特性を認めながら私は子育てをしてきました。 

そして息子の中にある「自由」は失わせてはいけないと思って、子育てをしてきました。

そこをなくすことは、息子の個性をなくすことに繋がると思っていたからです。

時として、それは社会から白い目でみられることも出てきます。

例えば、きちんとしないといけない厳粛な場面できちんとできないなど。

そんなときは、一生懸命、社会との接点を見つけてどうすりあわせていくか?を、親である私が模索するしかありませんでした。

息子は目の前で起きていることが理解できないし、それを分からせようとして怒っても、怒られていることはわかったとしても、本来、理解しないといけない意味がわからないのですから。

 

そして私だけじゃくて、息子をいろんな人に育ててもらおうと思いました。

親だけでは荷が重すぎる。

 

人に恵まれる星の下に生まれた息子は、最後は人に恵まれる状況を作り出していきました。

そう思っても“今回は無理!“ということも息子は何度も起こしてくれたので、幾度なく私の心が折れそうなことが起こりました。

「親をやめたい」と幾度となく思い、私を求める息子をみて心を立て直す、そんなこともありました。

 

夫は他人からの目を気にするタイプの人なので、4歳の時は、特に葛藤を抱え苦労をしたと思います。

夫は夫で、息子との関係を模索しながら、どうすることがいいのか?、息子を理解するためには、何が必要か?など、問題が起こる度に考えて息子と接していくように変化していきました。

 

私は基本息子との関係で何か起こっても、最後は笑いに変えるという努力をしてきました。

 

私は親として育て方を間違えたとは思っていませんが、私が親でなければ、もっと息子には別の道があったかも知れない、と思うこともあります。(これは親なら誰しも思うことだと思います。)

 

なので息子のADHDの診断を受けたときに、“病気にしてしまった“と思ったのです。

もしかしたら、私以外の人が育てたら、”ADHDとの診断にはならなかったかもしれない”と思ったのです。

 

周囲からの言葉に傷つく

発達障害は典型的な症状はあっても十人十色です。同じような症状があっても、細かく見ると違っています。

なので枠にはめることはできません。

例えば、

A子はADHDと診断され、①は受け入れられるけど②は無理。

B子はADHDと診断され、②は受け入れられるけど、①受けいられない。

など同じ診断であっても、子供によって許容範囲も変わってきます。

また、どこまでが個性の範囲なのか?など明確ではありません。人の感覚に頼っている、そんな風にも言えます。

 

息子が

「発達障害なんだよ。」

と周囲に伝え、息子のこだわりなどを伝えたとき

「そんなの男児はみんな同じじゃないの。」

と言われることが多くあります。

実は、それが一番傷ついた言葉。

 

息子がこだわった姿やしっちゃかめっちゃかな姿をみたときに、あなたは受け入れてくれますか?優しい目で見てくれますか?と思うのです。

 

発達障害の子供は、力加減がわからないことがあります。我が子が、力加減が分からない息子によって怪我をしたとします。

「発達障害だから仕方ないんです。」

と言われて納得してくれるでしょうか?

 

私は息子がADHDと診断されてから、仕事では

親や子供が背負う未来をどういう風にしていくのか?

これからの子供が成長していく中で何が大事になってくるのか?

その辺りを考えて、保護者と話をするようになりました。 

 

発達障害の子供にとって、子供の未来を豊かなものにしていくのは親のかかわりは欠かせません。

また、親が子供を理解していかないと、発達障害の子供たちは豊かには育つことができません。

 

子供には未来があります。

その未来を守るのも親の役目だと思っています。

 

 

 

親子円満ヒーリング