私のまわりの発達障害の分類。診断を受けた時に親の心が揺れないために必要なこと
目次
”身近に発達障害の子がいないからよく分からない”と言われたので、
私が体験した中で、分類してみます。
発達障害とは何か
“発達障害“というのは、発達に課題や偏りのあることです。全ての総称。
こだわりや空気の読めなさ、
人との距離感がはかれない、
目に見えない感情はわからない
と言ったことがあります。
この発達障害の困ったところは、何となくの主要な症状はありますが、細かいところはバラバラです。
もう一つ、主要症状がなくても
「多分、そうだと思う」
という人も存在するということ。
だから”人によって言うことが違う”ということが起きてきます。
(これが困惑するポイントの1つ)
アスペルガー症候群とは?
“アスペルガー症候群“もその一つ
知的には高いです。
簡単に言えば、頭はいいということです。
しかし、理屈ぽかったり、空気が読めなかったり、人との距離感がとれなかったり、そう言ったことがあります。
こだわりもあったりもします。
”自分流にやりたい”という思いが強いです。
”頭がいいけど変わっている”という表現がぴったり
今、アスペルガー症候群と言う言葉はなくなりました。
総称して、自閉症スペクトラムという言葉になっています。
ただ総称しすぎて、幅が広すぎて。。
ちょっと大きくくくりすぎだよね?と思うことも多いです。
ADHD(注意欠陥、多動障害)とは??
“ADHD(注意欠陥、多動障害)“もその一つ
俗に言う「落ち着きのない子」
突発性や衝動性があるお子さんもいます。
興味のあることが目の前にやってくるとパッと飛びつく。
知的には一般的~低め、注意して観察する、といったことはできません。
アスペルガー症候群と同じように、空気のよめなさ感や人との距離感がはかれない、こだわりがあるなどはあります。
面倒臭いことは嫌いです。
そして言葉が達者。大人が負けてしまうことも多いです。
LD(学習障害)とは?
“LD(学習障害)“もその一つ。
学習においてつまづきがあります。
その中の読み書き障害は、ディスレクシアと言われます。
未就学時期は”あれ?文字に興味ない?”と感じたりはしますが、読み書きが主になる小学生になってから分かることが多いです。
字が平面で見えず、立体で見えることもあるようです。
重度な子は少なく、専用のアプリが今は開発されています。
早期に対応をしていくとある程度のところまではできるようになります。
自閉傾向傾向とは?
“自閉傾向“もその一つ。
こだわりなどが強くでます。
自分の殻に閉じこもる感じ。
知的に低い場合が自閉症。
自閉症の子は保育園には障害児として入園しています。
それなりの学力があれは普通学級は可能です。
発達障害といわれる子ども達は、一つだけ持ってるということは少なくて、ADHDと自閉傾向が混在していたり、アスペルガー症候群とLDが混在していたり、だいたい2つぐらいが混在していることが多いです。
発達検査の本当の意味
発達検査をうけて診断はつきますが、その発達検査も本人の傾向を見るものとしてとらえることが大事。
目の前の子供をどうとらえていくか?
どういう風に子供に言ったら伝わるのか?
目の前の子供が何に困っているのか?
そういうことを周りの大人が把握していく必要があるのです。
私の個人的な意見ですが、社会の中でその子が受け入れられる環境にいるのならば、検査は必要ないと私は思っています。
社会の中での適応度が大事になってきます。
療育指導は早めに開始した方がいい、というのは、
*その子の特性を親が把握すること
*こだわりが強くなりがちなので、たくさんの経験を小さいうちにさせてくこと(大きくなるとこだわりが強くなるので、なかなか新しいことは入りにくい)
*自分なりのやり方が身につくと、それを修正することは難しいので正しいやり方を最初に教えていくこと
があるからです。
増えてきたグレーゾーンといわれる子供達
発達障害と診断される以外に、今はグレーゾーンと言われる子たちがいます。
検査を受けたけれど、一定のラインまでいかない。
でも発達障害ぽい症状がある。
そういった子を”グレーゾーン”と呼んでいます。
白でも黒でもない”グレー”
今はそういう子たちが増えているのが現状です。
これが一番難しい。
何故ならば何故ならば発達障害は十人十色だから。
対応は一つではないので、
何があっているのか?
どうしたらいいのか?を探っていないといけないからです。
ただ考えて欲しいのは発達障害 であっても、そうでなくても実はやることは一緒です。
周りの大人が子供の特性をとらえて、受け入れていく
それができれば、子供が診断を受けたとしても揺れることはありません。

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