ADHD、発達障害の”こだわり”や”偏り”はあったらいけないものなのか?
発達障害で言われる”こだわり”や”偏り”。
例えば、
・極度の偏食
・同じ服しか着ない
・自分の安心する行動パターンがある
・爪噛み
・唾吐き
・興味のある、なしの差が大きい
など、あげようと思えばいろいろ出てきますね。
人は誰しも”こだわり”や”偏り”を持っています。
一般的に”こだわり”や”偏り”があっても、
日常生活で支障があるかと言えばそうではないですね。
自分の”こだわり”や”偏り”を認めながら、
そこを不快だなと思いながらも、周りと調整をしながら生活をしています。
自分で自分をコントロールすることができる状態と言えますね。
発達障害の”偏り”や”こだわり”は、自分でコントロールしようにも出来ない状態になっています。
言いかえると「何が何でも受けいられない状態」と言っていいでしょう。
その”偏り”や”こだわり”が悪いものか?と言えば、それは違って、”その人が自分らしく生きるために必要なもの”もあるのです。
一概に”偏り”や”こだわり”が悪いとは言えないのです。
発達障害のお子さんの特性の話をしたときに、
「こだわりって悪いことなんでしょうか?」
と親御さんから言われることがあります。
視点を変えて、”偏り”や”こだわり”を、その子の個性としてとらえていくならば、”個性の1つ”となります。
悪いものとしてとらえれば、”やめさせないといけないもの”となるのです。
視点1つで、見方が180度変わるのです。
なので複数の視点で、その”こだわり”や”偏り”を見ることが、周りの大人には求められてきます。
”偏り”や”こだわり”がその子だけの世界だけならば、なんとか周りとの調整が可能なことが多いです。
しかし実際は人は1人では生きていけません。
人との接点は必ず出てきます。
だからこそ”偏り”や”こだわり”は、問題として扱われてしまいやすいのです。
”こだわり”や”偏り”のある子供をもつ親の心
我が子の”こだわり”や”偏り”を見た時に、親御さんの大半は受け入れようと努力します。
それが”その子の生きることに必要だ”と思うからです。
”偏り”や”こだわり”を、”我が子を守っているもの”ととらえます。
そうは思っていても、親と子は1対1です。
”偏り”や”こだわり”が原因で何か問題が起こると、その”偏り”や”こだわり”に嫌気がさすことがありますね。
親としてわかっていても、受け入れられない状態になってしまうということです。
「もういい加減にして!」
「どうしてできないの!」
と思うこともありますね。
”子供に言っても仕方ないと思いながらも、そんな気持ちが抑えられない”そんなことが親の中で出てきますね。
でも、子供に感情をすべてぶつけるわけにもいかず、親は悶々とします。
発達障害である子供を受け入れながらも、その葛藤が親はつきまうことが多いです。
なので悶々としたその気持ちを、リセットしていくことが親は必要になってきます。
言葉に出さなくても、その親のモヤモヤした感情は子供に態度としてあらわれてしまいやすいです。
表に出さないようにしている分、自分自身の心に制限をかけてしまいます。知らない間にモヤモヤを増大させてしまいやすいのです。
そんな時はヒーリングを使ってモヤモヤを解消していくことも一つの手段です。ヒーリングを通して、感情をリセットをしていくことで、新しい気持ちで子供と向き合うことができるようになります。
”持ってはいけない”、”言ってはいけない”と自分に制限をかけていたことを、ヒーリングを通して解放していきます。そうすることで、親も子も心が穏やかになっていきます。
お互いの心が穏やかになることで、お互いに相手と向き合う余裕が生まれてきます。
それが親と子の仲を改善していく基礎になっていきます。